神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩区版 公開:2022年1月21日 エリアトップへ

市政報告 老い方を学ぶ「100歳大学」 川崎市議会議員 かがみ まさひこ

公開:2022年1月21日

  • X
  • LINE
  • hatena

 「問題が起こる前」に問題を解決する上流思考、いわゆる根本解決に向けた取り組み【3】

◆課題解決ではなく課題回避・解消

 ここ20年で100歳を超える高齢者が急増、国立社会保障・人口問題研究所の推計では、2030年には20万人、40年には30万人を超えると予想され、多くの日本人が100歳を生きる可能性がある時代が来たということになります。これは、「余生」と考えてきた「老い」の時間が数倍に伸びるということであり「老い」は「もう一つの人生」であると言っても過言ではありません。これまでの高齢者に対する福祉施策は、年金・医療・介護等の「課題解決型」(対症療法)であり、資金的にもマンパワー的にも限界であり施策転換が求められています。そこで重要になるのは、課題を解決するのではなく課題を回避・解消するという考えです。

◆老いの義務教育

 一般社団法人健康・生きがい開発財団は、医療や介護のお世話にならない生き方・老い方を学ぶ「100歳大学」構想を掲げ、現在普及活動を行っています。100歳大学のねらいのポイントは、誰もが経験したことのない人生100歳時代の老いの生き方の基礎、基本を体系的に学ぶことであり、重要なテーマは平均寿命と健康寿命の差の短縮、解消を目指すこと、健康長寿のまちづくりに活躍できる人財づくりを目指すことです。

◆人生は二幕目がおもしろい

 同財団は「これからの高齢者には、健康と同時に生きがいが大事だ」を念頭に「仲間をつくり、仲間とともに生きがいをもって社会の中でなんらかの役割を果たし、その結果として社会に貢献する」ための環境づくりができる人財育成も行っています。健康でいるためには体だけでなく、心が健康であることが重要であり、「生きがい」を感じることができるかがポイントです。50歳を過ぎた私ですが、「人生は二幕目がおもしろい」という言葉が響きます。「生きがい」を感じることができるかは自分自身の行動、老いの生き方が問われることでもあります。100歳大学は、そんな老いの生き方を学ぶ機会の提供となります。民間事業者や大学との連携による開催、市への働きかけを行ってまいります。

各務雅彦

川崎市多摩区南生田5-14-11

TEL:044-948-7840

https://kagamimasahiko.com/

【ナイスオン】【バンバン】

【ナイスオン】春のコースデビューキャンペーン~4月30日【ブラッサム・ポラリス】4月22日㈪新台入替

https://www.niceon-golf.jp/ http://www.prime777.co.jp/

<PR>

多摩区・麻生区版の意見広告・議会報告最新6

新本庁舎に移動式介助用ベッドが配備されました!

連載111

新本庁舎に移動式介助用ベッドが配備されました!

みらい川崎市議会議員団 こば りか子

4月19日

県立麻生支援学校の卒業式と入学式

県政報告㉖

県立麻生支援学校の卒業式と入学式

神奈川県議会議員 小林たけし

4月19日

神奈川県農業の現場を歩く

県政報告㉕

神奈川県農業の現場を歩く

神奈川県議会議員 小林たけし

4月12日

生田地区コミュニティ推進事業について

市政報告【11】

生田地区コミュニティ推進事業について

みらい川崎市議会議員団 嶋田和明

4月5日

インクルーシブ教育とは?

県政報告㉔

インクルーシブ教育とは?

神奈川県議会議員 小林たけし

4月5日

来年度予算を審議する第一回定例会終了

市政報告【5】

来年度予算を審議する第一回定例会終了

〜新人議員1年目の総決算として〜 みらい川崎市議会議員団 田倉俊輔

3月29日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

多摩区・麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

多摩区・麻生区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook