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看板制作の技能者として、今春の黄綬褒章を受章した 高橋 良八(よしや)さん 宿河原在住 78歳

掲載号:2022年5月13日号

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看板一筋、生涯現役貫く

 ○…プラスチック看板の制作、取り付けに携わり60年以上。顧客から頼まれた仕事は、どんなに難しくても「挑戦してみよう」と強い気持ちを持って向き合ってきた。自身が立ち上げたライト工芸(高津区)の代表として「頼んでくれる人がいる限り、生涯現役だね」とにこり。手掛けた看板の写真が並ぶアルバムを見ながら「この看板はここが特徴で」と、こだわりは語り尽くせない。「若い頃は夢中になって寝ずに仕事していたね」と懐かしむ。

 ○…浅草で生まれ、すぐに秋田へ疎開した。何もなかった戦後。竹馬などの遊び道具は自分で作るしかなかった。「自然とものづくりが好きになってね」。中学卒業後、工芸の学校で家具作りを学んだ。転機は卒業間際。ふと目にしたプラスチックの板に魅了された。「これからはプラスチックの時代だ」。家具屋への就職を辞め、ケースを扱う会社に入るため上京した。17歳だった。

 ○…「プラスチックで看板が作れないか」。60年代、社内で誰もやったことがなかったことに挑んだ。有名居酒屋やパチンコ店などに認められ、全国各地を飛び回る日々。70年に独立し、74年から高津区に拠点を構えた。時代に合わせて顧客の要望に沿った看板を作ってきた。「満足するものを作る。いい加減なものを納めたくないからさ」と今も思いは強い。

 ○…3年前から宿河原に住む。区内でよく行く場所を聞けば「この歳だから、多摩病院かな」と冗談めかして笑いを誘う。妻とは近所の川崎市緑化センターに行くのが日課。四季折々の草花を写真に収めている。都内では若かりし頃に取り付けた看板が今も役目を果たしている。「自分の仕事が今も残っているのを見るとやはりうれしい」と、顔をほころばせた。

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