「あじさい寺」の名で親しまれる妙楽寺(長尾3の9の3)で6月19日(日)、恒例の「長尾の里あじさいまつり」が開催される。コロナ禍による一昨年の中止を経て、昨年に続いて規模を縮小。主催する実行委員会は「第24回」としながら、25年目の節目を迎えることとなる。
妙楽寺の境内では28種、約千株のアジサイが咲き誇る。溝江光運住職=人物風土記で紹介=によると50年以上前、参道の両側にあったツツジが枯れてきたため、先代がアジサイを植えたのが始まりという。溝江住職は「色づきがよく、本当によく咲いてくれている」と笑顔で今季の状況を話す。
「区制50周年」冠に
今年のあじさいまつりは多摩区制50周年の冠事業の一つで、多摩区観光協会が後援。長尾こども太鼓の演奏で幕開けし、地場産野菜や菓子の販売のほか、長尾町会環境美化部によるアジサイの苗の販売もある。コロナ前に行っていた野点や本堂での作品展は中止。長尾町会会長の井田良一実行委員長は「昨年と同じく、感染対策を取りながら楽しんでもらえたら」と語る。近隣の道路沿いのアジサイを管理し、まつりに携わってきた「長尾の里あじさい保存会」の井田光政会長は「多摩区は50年、あじさいまつりは25年。静かに花を愛でるようなイベントになれば」と思いを話す。
まつりは午前9時30分から午後0時30分まで。雨天決行、駐車場なし。当日はコミュニティバス「あじさい号」が3年ぶりに臨時運行。あじさい寺バス停前近くでは、手作り小物販売等の「あじさい号がんばれバザール」が開かれる。
問い合わせは【電話】044・922・3653。
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