今年1月1日から6月27日までに多摩署が認知した電車内での痴漢件数(速報値)が、17件に上ることが分かった。昨年同期間は7件で、約2・5倍に増加している。
内訳を見ると、南武線3件(昨年同時期3件)、小田急線上り1件(同1件)、小田急線下り13件(同3件)と、小田急線下りで多発している。13件はすべて下北沢から登戸の快速急行での被害。そのうち、午後6時から7時台の被害が9件(平日8件)となっている。同区間の快速急行は約8分間停車しないことや、平日に混雑していることが痴漢が多発する原因ではないかと多摩署は分析している。
「まん防」解除3月から多発
発生は、1月から3月20日までは1件にとどまっていた。だが、まん延防止等重点措置が解除された3月21日以降、16件の被害が確認された。「人の流れが増加したことも一因にある」と多摩署担当者は話す。
被害の多発を受け、多摩署は県警鉄道警察隊に協力を依頼。6月以降、電車内でのパトロールを強化している。
多摩署のツイッターでは6月10日、痴漢をした男性を逮捕したことを発信。「痴漢の被害に遭っても声に出せない女性がいる。ためらわずに、駅員や警察に通報して」と同署。今後も痴漢被害の発生状況を積極的に発信し注意を呼びかける。
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