パサージュ・たま運営委員会の委員長を務める 金田 圭二さん 菅馬場在勤 44歳
共生社会へ、思い一つ
○…障害への理解を深めてもらおうと、区役所で障害者施設等の活動紹介や作品展示を毎月行う「パサージュ・たま」。責任者を務める知的障害者の生活介護事業所「はぐるま共同作業所」は、2008年から参加団体の一つとして関わってきた。「共生社会の実現。20団体が参加するが思いは同じ」と前を向く。「僕が作ったんです」と、訪れた人へ作品のことを誇らしげに伝える利用者の顔を見るのが大きな喜び。「ファンも増え、着実に広がりを感じている」と力強く語る。
○…茨城大学卒業後、1年間の就職浪人を経験。「何が世の中に必要か」。突き詰めた先にみつけた答えは、困っている人の助けになれる仕事だった。知的障害者の支援員として、パン作りや登山、マラソン――一緒になって可能性を広げようと奔走した。「小さな一歩を積み重ねることで、できるようになっていく」と20年の経験に裏打ちされた言葉が響く。
○…島根県出身。水泳や陸上、サッカーとスポーツ少年だった。地元を離れた後、かかってきた一本の電話。「会いたいのだけど」。小学生のころ、一緒に遊んだ障害がある同級生からだった。帰省の際には、お互いの近況を語り合った。障害の有無に関係なく、分け隔てなく誰とでも接する。その姿勢は昔から変わらない。
○…委員長着任はコロナ禍の21年だった。展示の中止が続くと「障害者の元気が失われた」との声も。作品が世に出ていく機会を増やそうと、多摩区ソーシャルデザインセンター内での常設を今年4月から本格化。「障害者が作る作品を区民に見てもらう場が大切」と、試行期間中に強く感じた。活気は戻りつつある。各団体の紹介動画作成も計画中。共生社会へ、挑戦は終わらない。
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4月26日
4月19日