記者が見た、聞いた、感じた、を伝える あっとほーむデスク 3月16日0:00更新
2011年の東日本大震災から丸7年経った3月11日。地震発生時刻の午後2時46分、東北に向けて今年も黙とうを捧げた。
今、できることは何か――。11年夏、仙台に赴いて被災者の声を聞き、地元メディア主催の写真展に足を運んだ。現地入りした記者の座談会に参加し、取材を通じた体験談を聞きながら、自らに何度も問い続けていたことを、改めて心の中で復唱した。「テレビや新聞でも取り上げない、知られていない場所もある。何年経っても、復興なんて全然進まない」。宮城県で被災した男性の言葉が頭に響きわたる。正解は存在しないが、「聞く」「考える」「行動する」を地道に、ほんの少しずつでも積み重ねようと思う。
(地主)
3月29日