開花までに30〜50年かかると言われているメキシコ原産の植物「リュウゼツラン」。宿河原と栗谷の区内2カ所でぐんぐんと茎を伸ばし、つぼみが膨らみを増している。
東名高速道路近くの窪田潤一さん(68・宿河原6の17の14)宅では、5月中旬から茎が伸びてきたという。毎日10センチほど伸び続け、7月23日時点で約6メートルの高さに成長。涼しい朝方には、近隣住民も様子を見に来る。
このリュウゼツランは、庭仕事が好きな父親の政治さん(99)が植えたもの。潤一さんは「自分が高校生の時にはあったから、50年以上前のことだと思う」と語る。政治さんは「こんなに立派になるとは。長生きしたおかげで見られた」と開花を待ち望んでいた。
栗谷では、高橋邦夫さん(68・栗谷2の13の2)宅の畑では先月中旬から茎が伸び始め、7月19日時点で開花目前といった様子。高橋さんは「祖父が植えたのでは。少なくとも50年以上、70〜80年経っているかもしれない」と話す。
向かいに住む竹内卓さん(84)と妻の幸子さん(78)も成長を見守る。「昔ドライフラワーを生け花に使ったことがある。実際に見るのは初めて」と幸子さん。近所に住む中村龍一郎さん(74)は「大きいサボテンかと思っていた。こんな風になるとは」と話していた。
リュウゼツランは開花すると、黄色い雄しべが現れ、その後は枯れてしまうという。成長が非常に遅いことから、「センチュリープラント」(世紀の植物)との別称もある。
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