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多摩区版 公開:2018年11月16日 エリアトップへ

地域で粉骨砕身 vol.1 ――秋の叙勲 受章者に聞く 次代につなぐ「保護」の真意 瑞宝双光章 田邊健児さん

社会

公開:2018年11月16日

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●…非行防止に取り組む青年ボランティア団体の活動を経て、45歳で保護司に。2015年度から多摩区保護司会の会長を務める。枡形在住、70歳。
●…非行防止に取り組む青年ボランティア団体の活動を経て、45歳で保護司に。2015年度から多摩区保護司会の会長を務める。枡形在住、70歳。

 保護司になって25年。犯罪や非行をした人々と向き合い続け、更生保護功労として叙勲を受けた。「仲間が支えてくれたからこそ。皆さんを代表して、多摩区保護司会としていただいたという気持ち」と胸中を明かす。

 区保護司会の会長を務めて4年目。多摩区の保護司は定数34人に対し、現在28人。75歳定年という中で、新しい担い手を見つけることが課題だ。「一般的に怖い、大変という印象があり、後継者探しはなかなか難しい。うれしいのは、そういう中でも手を挙げてくれる人がいること。女性が増えている傾向もある」

 現状を打破しようと、ここ2年ほどで広報の仕方を改変。これまで区内で年に1回だけだった説明会を、6地区に分けて巡っている。「今までゼロだった推薦の反応が7人もあった」と手応えを語る。就労支援に協力してくれる区内企業も3社に増えた。

 保護司の原点は「柔道」。18歳のころから地域の教室で指導にあたり、家庭の事情でさまざまな境遇にある子どもたちと接する中、「兄」のような存在として彼らを見守りたいと思ったことが始まりだ。その一心で子どもたちと関わり続け、保護司の任期もあと5年。「更生保護の『保護』は、地域社会や国を守るという意味。再犯や非行を防ぐ先にある意味を、新しく就く人にも正しく理解してもらいたい」。伝えていく立場として、使命を果たす。

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