2018年度県優良小売店舗表彰を受賞した「メガネナカジマ」の代表を務める 中島 正貴さん 中野島在住 40歳
心眼で探る新境地
○…中野島駅前「メガネナカジマ」の代表として、国内では希少なドイツ式両眼視検査や、東京の伝統的製法を受け継ぐ自社工場など、独自の事業を展開する。新たな産業へのチャレンジは注目を受け、5年ほど前から複数の補助金制度や海外展開の支援を活用。この3年は北米での飛び込み営業に勤しんだ。「成功事例と思われているけれど結果は出ていない。続けていかないと」。次の展開に思考を巡らす。
○…スポーツ関連の企業に勤めていた21歳のころ、時計技師として同店を営んでいた父親が倒れ、店を手伝うことに。客足が少なく、当時珍しかったウェブサイト運営や海外ブランドの取り扱いに着手。さらに、縁あって「師匠」と慕う検眼士の店の門を叩き、14年にわたり複数の権威ある技術者から加工や検査の指導を受けた。26歳のとき、ある「先生」が点滴をぶら下げてまで指導してくれたという。「実は末期がんで、その1週間後に亡くなった。これはしっかりやらないと、眼鏡屋として生きていこうと思った」
○…生まれも育ちも中野島。30年前に店が移転するまでは、そば屋などが並ぶ長屋の一店舗だった。「近所の子どもと皆で遊んで、田舎で育った感じ」。高校は県立百合丘(南生田)でバレーボールに打ち込んだ。現在は2児の父。多忙な日々だが、週に1度は20年ほど続ける地元のバスケットボールチームで汗を流す。
○…店を立て直し、事業を発展させてきたが「未だに上手くいっているとは思わない。だからいろんなことをやっている」ときっぱり。出店計画や海外からの受け入れサポートなど、複数の新たな事業が進む中で手応えも感じている。「困っている人たちのために、眼鏡によって何か変わることをしたい」。経験と技術を力に、突き進む。
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4月19日