多摩消防署(白石与志夫署長)は先月、京王電鉄相模原線の電車内で発生した救急事案で迅速な救命処置を行ったとして、協力者3人に感謝状を贈呈した。
感謝状を受けたのは会社員の小林寛樹さん(35)と看護師の生田目昇さん(31)、駅員の木下光良さん(43)。昨年11月13日、相模原線上り準特急の電車内で、60代の男性客が倒れ心肺停止に。走行中の車内で、現場に居合わせた小林さんが近くにいた女性と交代しながら胸骨圧迫を続けた。京王稲田堤駅到着後、数人の乗客と協力して傷病者をホームに降ろし、胸骨圧迫を継続。木下さんから渡されたAEDを生田目さんが使用し、傷病者の意識回復につなげた。
直後に救急隊が到着し、傷病者の男性は無事に社会復帰。白石署長は「119番通報から医師への引継ぎまで、救命の連鎖が迅速かつ的確につながった事案。対応した皆さんの功績に感謝している」と話した。
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