ボーイスカウト川崎地区60周年 記念事業でPR団員増加に注力
ボーイスカウト川崎地区協議会(木村耕三協議会長)が創立60周年を迎え、記念式典を今月6日に川崎市総合福祉センターで開催した。今年は市内の団員数が約10年ぶりに増加する見込みだ。
式典には関係者ら約900人が参加。阿部市長による祝辞や団員によるアトラクションが披露され、大きな盛り上がりを見せた。
ボーイスカウトの歴史は古い。イギリスで誕生し、戦前の1912年に日本に伝わった。その後、市内でも団体が誕生し活動が広がっていった。戦争で活動は一時中断されたが、1951年に市内でも再開。21団1304人(平成22年2月末時点)が参加するまでになった。しかし近年、団員数が減少し、ここ5年間で約150人の減少と関係者らは危機感を募らせてきた。
そこで60周年を祝うと同時に、ボーイスカウト活動の周知を図ろうと、同協議会では昨年4月から事業を実施してきた。
新たに約90人入団団員数増加の見込み
同協議会では、多摩川を探検し、付近の住民に活動をPRする「ウォーク多摩川60」や平和公園で行った地域住民との交流イベント「スカウトフェスティバル川崎60」などの事業を展開してきた。また2年前から広報活動を推進。情報交換を活発にすることでPR活動のノウハウを共有し、一致団結して取り組んできた。
その結果、昨年末までに新たに約90人が入団。今月末に行われる平成23年の登録集計では約10年ぶりに団員数が増加する見込みだ。
木村協議会長は「増加に転じるのは間違いないとみている。これも各団の地道な広報・勧誘活動のおかげ。今後も子どもの健全育成、良き社会人を作るボーイスカウトの活動を広げていきたい」と話した。
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4月19日
4月12日