多摩川で学ぶ児童の安全祈って 丸子地区の「水神祭」に関係者ら約50人
多摩川で環境学習を行う上丸子小と西丸子小の児童らの安全を祈願しようと13日、丸子橋近くの河原で「水神祭」が行われた。西丸子がさがさ部のほか、関係者約50人が参加した。
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水神祭を主催したのは、西丸子小児童の父兄らで構成される「がさがさ部」。普段は多摩川で環境学習を行う児童とともに魚を獲ったり河川のゴミ拾いを行ったりしているが、同祭はその際に児童らが水難事故に遭わないようにとの願いを込め執り行なわれた。
丸子地区で水神祭を行うのは昨年に続き2回目。前回は悪天候もあり関係者数人で実施されたが、今年は上丸子小と西丸子小の教員と児童の他、地元町内会や多摩川塾の中本賢さん、市漁業組合や中原消防団など多摩川に縁のある約50人が参加した。祈祷は厳粛な雰囲気のなか行われ、日枝神社の山本雅道宮司にならい全員で祭壇に向かい安全祈願した。その後は、児童の代わりに9名の大人がふんどし一つで厳寒の川に飛び込み、掛け声とともに桶で水をかける禊(みそぎ)の儀で改めて無事を祈った。
がさがさ部の内藤隆代表は、「滞りなく水神祭を行え、身の引き締まる思い。自然豊かな多摩川を後世に残す為、子どもたちが安全に学習できる環境を作ることが我々の使命」と話した。
また、多摩川塾など様々な活動を行う中本賢さんは、「自然は、そこでの環境が全て表れる。歴史ある水神祭を復活させ、今後も学校と地域が連携し続けていければ」と思いを込めた。
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4月26日
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