児童数右肩上がりで増加 小杉エリア新学校建設予定も
中原区内の公立小学校全18校で4月5日に入学式が行われ、今年度の新1年生2075人(4月4日現在)が晴れの日を迎えた。区内ではここ数年、児童数が増加し続けており、プレハブ教室の設置や増築、新学校建設などの対応に追われている。
市内公立小の全児童数は昨年5月現在で1万1260人。平成13年度の9250人以来、右肩上がりで増え続けている。特に、再開発でマンションが増えた小杉周辺の小学校では児童の増加が著しく、下沼部小学校・今井小学校・上丸子小学校の平成23年度の見込みは5年前の1368人と比べ、およそ1・5倍の1949人とのこと。またこの3校は、平成28年度には2863人まで増えると予測されている。
こうした実情を受け川崎市教育委員会では、2年前に、教室数が不足する下沼部小学校と上丸子小にそれぞれ4教室と3教室分のプレハブ校舎を設置した。更に来年度は今井小学校で11教室を増築、平成27年度には上丸子小学校で改築工事を始める予定だという。また、日本医科大学グラウンド跡地に小学校の新設も予定されており、「敷地面積や受け入れ児童数、開設の目途はいつごろになるのかなど未定だが、大きく児童数をまかなえる」と市教育委員会は話す。一方、「学校が建つ場所と住宅が増えているエリアがずれているのでは」という地域の声も上がるが、「学区の見直しなどでの対応も検討している」(市教育委員会)。
推計上回る児童数
市は、昨年10月の推計で今年度の1年生の児童数を2001人としていたが、予想を超える2075人だった。今後は推計を大幅に超える不安は無いか聞いたところ、「大きなぶれが出ないように、細かく数字の修正を行い、それに合わせて多少の余裕が出るよう計画を進めているので安心してほしい」と話していた。
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