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中原区版 公開:2011年6月10日 エリアトップへ

NECグリーン スイミングクラブ 日本(マスターズ)新記録の快挙 全国が注目 躍進するスイミングクラブを取材

公開:2011年6月10日

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栄冠を手にした上田、村井、藤本、鳴嶋選手(左から)
栄冠を手にした上田、村井、藤本、鳴嶋選手(左から)

 先月行われた日本マスターズ水泳短水路大会で、NECグリーンスイミングクラブ(石井宏グループマネジャー/高津区久本・中原区上平間)に所属する選手がマスターズ日本新記録を更新した。年間を通して数々の大会で記録を樹立する同クラブに今、全国が注目している。その快進撃の秘密を探った。

 日本新記録を更新したのは同クラブ所属の上田直行、村井明、藤本忠、鳴嶋康雄選手。男子4×100mフリーリレー200~239歳区分で4分17秒80を記録した。

 40代から70代で構成される異色グループは、日ごろの練習の成果とコンビネーションを発揮し、見事日本新の名誉を勝ち取った。

 メンバーのほとんどは一度クラブを卒業後、再び同クラブの門を叩いているのが特徴的。「このクラブには“泳ぎたい”と思わせる不思議な魅力がある」と鳴嶋さん。乳児から80代まで幅広い世代が通う同クラブ。支持される理由は会員とスタッフが共に実感する「楽しさ」にあるようだ。

オリンピック目指す人も泳げない人も

 同クラブは年齢やニーズに合わせたプログラムを展開している。選手育成の前段階として、乳幼児を対象に水遊びを通して「規律の大切さ」を学ぶという独自の教育理論で“子育て支援”に取り組んでいる。

 選手コースには有望選手が多数所属している。それは優秀なコーチによる適切な指導がなされているため。将来的にオリンピックを目指せる若い選手が育ちつつあり、人材の層の厚さと指導法に全国のクラブが熱い視線を送っているという。

 一方で、趣味や健康維持が目的の利用者に好評なのも大きな特徴。地域に根ざしたクラブを実現するべく、住民のニーズに合わせた多彩なコースが目を引く。

 泳げなくても参加できるお散歩コースやマタニティ、女性専用など、「あったらいいな」に応えるプログラムが充実。クラブに20年以上通い続ける東海林昌子さん(82)は「定年退職してからこのクラブに入った。泳ぐことは生きがい。111の大会に出て、メダルは200個以上持っている」と嬉しそうに語った。

 「水泳界では神奈川県のレベルが上がっている。当クラブが牽引していけるよう、『楽しんで強化する』を実践していきたい」と石井宏グループマネジャー。自身も毎日プールに入って会員たちとの交流を楽しみ、スタッフの士気を高めている。

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