中原区の"防災力"強化へ まちづくりフォーラム 17日に市民館で
行政と協働し中原区らしい街づくりを進める『なかはら20年構想委員会(栗原護会長)』では、東日本大震災を受け、防災まちづくりフォーラムを行う。関係機関や専門家らを招き、中原区でも起こりうる大震災にどう備えるかなどを考える。
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『なかはら20年構想委員会』がまちづくりフォーラムを行うのは今回で2度目。前回は昨年7月、小杉を中心とする”新旧”の住民のコミュニティ作りをテーマに、区長や警察・消防両署長、小杉再開発協議会会長らを交え活発な意見交換がされた。
その中で特にクローズアップされていたのが「地域防災」の必要性。対策を検討しようという矢先に東日本大震災が発生、川崎市にも甚大な被害をもたらした。加えて、今後懸念される首都圏への震災にも備えていくために、今回「防災まちづくりフォーラム」が企画された。17日(日)10時半から中原市民館2階ホールで行われ、予約不要で参加できる。
当日は、今備えるべきことや身の安全を守る為にすべきこと、中原区で取り組むべきこと等について、今回も小野寺京子区長や警察・消防の両署長らを招き区民とともに考えていく。さらに、実際に被災地で医療活動や救助活動にあたった医師や消防隊員による報告会の他、川崎市危機管理室からの防災計画の現状、防災が専門の(財)市民防災研究所特別研究員の岡島醇氏の講演も予定されている。
「地域の絆がカギ」
また、中原区地震予測マップ、液状化予想マップ、多摩川浸水予想マップなども掲示するとしている。
なかはら20年構想委員会の萩原ひとみ副委員長は「地域の防災はとても重要な課題であり、意識が高まっている今、話し合うことが大切。万一の震災時には、地域や近所の絆が一人でも多くの命を救うということを、この機会に皆さんで理解を深められれば。ぜひ多くの方にご参加頂きたい」と話している。
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