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中原区版 公開:2011年11月11日 エリアトップへ

日本語講座ボランティアが川崎市社会功労賞を受賞した(財)川崎市国際交流協会会長 寺尾宇一(ういち)さん 市内在住 70歳

公開:2011年11月11日

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助け合うことが原点

 ○…先日、市社会功労賞を受賞した日本語講座ボランティアを擁する(財)川崎市国際交流協会の会長。このボランティアは23年間で述べ7000人以上の外国人に日本語を教えており、使用するテキストも毎年独自に作成している。「現場の人が表彰されることがすごく嬉しい。ボランティアの人たちのやる気にもなる」と喜びを口にする。協会では市民の国際交流活動を推進しており、外国人市民のスピーチコンテストや世界の代表的な音楽を紹介するイベントも開催している。

 ○…川崎区で生まれ育ち、24歳の時に兄と寺尾サッシ工業(株)を設立。商工会議所会員になり、会議所の薦めで89年の同協会立ち上げから関わっている。昨年協会の会長に就任。信頼して会員に仕事を任せる姿勢には人望が厚い。今後は「協会と企業や行政とのコラボレーションをしていきたい。施設の活用法のノウハウも情報交換できれば」。

 ○…娘が2人いるが、ともに国際結婚。小学2年生の孫は都内から一人で遊びに来るそう。「心配なんだけど来てくれて嬉しい。孫からはパパって言われるんだよ、この顔でさ」と笑う。実はボウリング全日本選手権大会の5人チーム戦で優勝した経歴を持つ。ハイスコアは299。「もう昔の話だよ。300はとうとう出せなかったなぁ」と懐かしむ。

 ○…「一人でも多くの外国人をサポートし、助けたい」と話すが、その思いは自身の経験から。ドイツへ行った際、交通手段がなく右往左往していた自分を現地の人が片言の英語で助けてくれた。「外国で困っているときに親切にしてもらったら嬉しいし、忘れない。その国全部が良い国のように思えて、自分も何かしたいと思う。これが国際交流の原点」と真摯な表情で語る。川崎の国際化のため、「外国人が活躍できる場を作りたい。帰国するときに、もう一度日本に来てほしいと思ってもらえたら」。その眼差しは優しくも熱い。
 

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