なかはら20年構想委員会(栗原護委員長)が今月11日、東日本大震災の被災地である宮城県岩沼市に「中原区の花」であるパンジーと葉牡丹を寄せ植えした花飾りを寄贈した。パンジーを提供したのは区内の農家「藤光園」。
20年構想委員会は「20年後の中原区をもっと素敵にしよう」をテーマに活動する市民団体。区内各地にパンジーの花回廊をつくろうと、農家や商店会、町内会など28団体と協力し活動しており、パンジーは毎年地元花卉農家の「藤光園」が無料で提供している。
しかし、今年は東日本大震災を受け、「被災地の人にも花を楽しんでほしい」と会員が寄贈を提案。寄贈先は、津波被害に遭い仮設住宅で暮らす人の多い岩沼市に決まった。
今月11日、内藤幸彦・萩原ひとみ両副委員長ら5人が岩沼市総合体育館へ。パンジー282株と葉牡丹111株に、区内の小学生による「花を見て良い正月を迎えてください」「風邪を引かないようにしてください」といったメッセージボードを添えて届けた。配布時間前から長蛇の列ができ、時間を早め一人ずつ思いを込めて手渡した。
内藤副委員長は「みなさん喜んで持って帰ってくれた。この花が、少しでも心のやすらぎに結びつくことを祈っている」と話した。 仮設住宅に入居している人の日常生活を支援する岩沼市里の杜サポートセンターの青木淳さんは「もともとは沿岸部に住んでいて、農家や畑に親しんでいた人が多かった。そのためか花に触れられたことで、みなさんすごく喜んでいた」と話した。
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