寄稿 川崎市立病院の更なる質向上と経営改善へ 民主党川崎市議団 前川崎市議会議長 うしおだ智信
市では先月、更なる医療の質向上と経営改善を図る必要があると、「第3次川崎市病院事業経営健全化計画・素案」を発表しました。
これまでの経営健全化の取り組みでは、川崎病院(川崎区)の新生児集中治療管理室の再開・拡充、井田病院(中原区)の県救急病院への認定などがあり、川崎病院は09・10年度、井田病院は10年度に経常収支の黒字化を達成しました。
しかし、経営環境は依然厳しい状況の中、公立病院としての使命と役割を果たし、安全・安心で良質な医療サービスを継続的かつ安定的に提供していくためには、更なる経営改善に取り組んでいくことが必要であると、策定に至りました。
この中で井田病院は、南部地域の中核病院・地域がん診療連携拠点病院と位置づけられ、がん等の高度・特殊な成人医療疾患医療、二次救急医療、市内唯一の結核医療、緩和ケア医療を提供するとしています。
事業計画では目標指標(下記)の達成に向け、臓器別センター制の採用や市立病院間の連携など医療機能の充実、7対1看護体制など医療の質向上に取り組む計画となっております。
なお、井田病院は再編整備中であり工事を施工してきました。12年度の新病院一部開院以降、引き続き工事をし、14年の新病院棟の完成を目指しています。
また、今月25日(水)まで、市民の方からの意見を募集しています。資料は市ホームページ、区役所、市民館、図書館などで閲覧できます。
提出先と問い合わせは川崎市病院局経営企画室〒210―8577川崎市川崎区宮本町1【電話】044・200・3854/【FAX】044・200・3838【メール】83keiki@city.kawasaki.jp
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4月12日