民主党市議団市政レポートNo.8 『復興願年』に想いを込めて 川崎市議会議員おしもと よしじ
公職選挙法により、時節の挨拶が出来ないことをお詫び申し上げます。さて、今年は復興の元年を願う『復興願年』。国においても、第3次補正予算が成立、年度内に復興庁が創設され復興への足場が固まった。
市においても先月、第5回定例会が閉会。私は、防災対策として「電線の地中化」と「学校施設の防災機能の強化」について質問を行った。電線地中化は、昨年の3月に整備基本方針が策定され、「歩行空間の確保」「防災機能の向上」等の4つの基本的な考え方に基づき「主要駅周辺」「緊急交通路」等の5つの重点エリアを設定し、優先的に整備する事とされる。しかし、これまでの取組は、あまりにも遅く、昭和56年から30年かけて約28Km整備されてきたが、試算すると1年で約1Km、先程述べた重点エリアの総延長距離約110Kmを全て整備するまでには、少なくともあと82年以上かかることになる。また、現在見直されている川崎市地震防災戦略の中には、電線地中化について項目立てされていない。整備を推し進めるためにも見直しが進む地震防災戦略の中に盛り込むことを提案すると、「関係局と調整してまいりたい」と答弁、整備に向け大きく前進した。
また、「学校を防災拠点に」との想いで、これまで今年度設計着手予定の大谷戸小、上丸子小、子母口小の防災機能の強化について、特に上丸子小については、避難所運営会議や4回の検討会の中で地域の方から要望され、私の質問の中でも、強く要望した防災備蓄倉庫が、最終の検討会で配布された必要諸室一覧表案に盛り込まれた。さらに、「防災用備蓄倉庫の設置等、防災機能の一層の向上に努める」と答弁、保護者や地域の想いが実った。
またこれも、第3回定例会で提言した高層集合住宅の備蓄倉庫・低層階への直結式給水トイレの設置についても所属するまちづくり委員会において、要綱としてとりまとめられ、形作られることになった。
『復興願年』となる一年、安心安全を願う地域の声を消防団員としての経験も活かし、現地現場主義で実現して参りたい。
民主党川崎市議会議員団・押本吉司
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4月19日
4月12日