寄稿 公園緑地の整備まちに緑の基盤を 川崎市議会議員 松原しげふみ
公園では子どもたちの元気な声がこだましており、高齢者の方々や子育て中の父母の皆様やいろいろな人々の憩いの場となっています。公園は特に都市の安全性の確保やレクリエーション、スポーツ活動など重要な役割も果たしています。昨年の東日本大震災においても公園の樹木と空間が火災を防ぐなど、人々の生命や財産を守る上で公園の重要性は注目を集めました。災害時には避難場所となり、消防や救援活動、物資の供給の拠点となります。
川崎市の市民一人あたりの公園面積は平成23年3月31日現在で5・01平方メートルとなっています。また中原区においては平成23年3月31日現在で人口23万4千64人に対して公園面積は90万279平方メートルとなっており区民一人当たりの公園面積は3・85平方メートルで、本市7行政区のうちでは3番目に小さい数値となっています。
本市の将来人口推計では推計期間の最終年である2030年の中原区の人口を25万4600人と見込んでおり、ピークとなる2035年には25万8600人と推定されています。中原区内では現在小杉駅周辺をはじめ多くのマンションが建設され人口増加が進む中、一人あたりの公園面積は市内の平均面積を下回り、人口増加に伴う一人あたりの公園面積がさらに低下することは必然であります。
今後マンションなどの開発行為にあたっては民間活力を活かした新たな公園整備を誘導していくことが求められます。公園作りにはそのプロセスが重視されなければなりません。そして住民自身がそのプロセスの主役である自覚が求められます。今後とも皆様と共に環境共生に基づいた公園整備と緑化を着実に推進してまいります。
松原しげふみ
松原しげふみ事務所
TEL:044-751-8855
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4月19日
4月12日