法政二 重量挙部新海さん 30g差に泣く全国準V 篠原さんは3位入賞
全国高校ウエイトリフティング競技選抜大会(3月26日・金沢市)で、法政二高の新海裕輝さんが77kg級で準優勝、篠原航平さんが69kg級で3位に輝いた。強豪集う舞台でも平常心で臨み、それぞれ自己最高の結果を残した。
この全国選抜大会は、地区大会で持ち上げた重量の成績順に上位12人程が出場する。
77kg級の新海さんは、ケガもあり地区大会の成績順としては11番目の出場。しかし今大会までの約1ヵ月間、体調管理をしつつ練習に励んだ。万全な状態でないなか臨んだ本番だったが、集中力を崩さず本来の実力を発揮。持ち上げたトータル重量は、1位の選手と同じ240kgだった。しかし「同成績の場合、体重の軽い選手が勝者」とのルールにより、僅か30gの差で惜しくも優勝を逃した。それでも新海さんは「ここで優勝し油断するより、悔しさをバネにしインターハイでは頂点を目指したい」と前向きな姿勢を見せる。
69kg級の篠原さんは、地区大会成績順6位での出場。「痛めていた腰が悪化しないよう焦らずに」と自分に言い聞かせ練習を重ねてきた。大会当日も「余計な考えをもたないために」と、他の選手の試技を見ずに出番を待った。体調面は万全でなかったものの気力を充実させ3位入賞。「まずまずの出来。インターハイでの優勝を見据え、練習に励みたい」と意気込んだ。
コーチを務める小平紀生さんは「2人とも一度も失敗せずに目標の表彰台に立て良かった」と評価。また部員5人という現状の今、「ウェイトリフティングは野球などと違い高校からでも始められるのでぜひ」と新入部生を期待していた。
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