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50代までの働き盛りの男性に多い『睡眠時無呼吸症候群』 取材協力/すずき耳鼻咽喉科クリニック<いびきのご相談>
「大きなイビキが突然止まる」「寝ている時に呼吸が止まっている」―こうした症状で家族から指摘された場合は睡眠時無呼吸症候群(SAS)の疑いがあるという。『すずき耳鼻咽喉科クリニック〈いびきのご相談〉』に取材した。
患者数は約300万人と推測
「この病気は本人に自覚がなく、家族や友達から指摘されて気づくことがほとんど。日本での患者数は約300万人と推測されており、30代〜50代の働き盛りの男性に多い傾向があります。高血圧や脳卒中・脳梗塞、心筋梗塞を起こす危険性は3〜4倍になり、メタボリックシンドロームや糖尿病との関連もあります。睡眠中の酸欠状態が血液をドロドロにし、細い血管が詰まりやすくなります。昼間の眠気が仕事に支障をきたし、交通事故の原因となることも」と鈴木院長。
居眠り運転の原因に
警視庁が実施したアンケートによると、SASと診断されたドライバーの約4割が居眠り運転を経験しており、SAS患者の居眠り運転による交通事故率は健常者の約7倍も高いという報告も出ている。03年には山陽新幹線の運転手が居眠り運転を起こした事例があり、その後の検査によりSASであることが判明した。
検査は夜来院で朝帰宅
検査は夜11時ごろに来院して(応相談)、翌朝4〜7時に帰ることができるので、仕事や家庭への負担も少ないという。
ヒノキ花粉対策にもラジオ波治療
イビキの原因となる鼻づまりや扁桃肥大にはラジオ波治療がある。腫れた鼻粘膜を収縮させる治療で、内服・点鼻治療やレーザー治療で鼻閉が改善しない花粉症などのアレルギー性鼻炎にも有効とのこと。
これから飛散するヒノキ花粉の対策として受診している人も多い。同院では1日10人以上が治療を受けることも多く、5000例以上の治療経験がある。鼻が詰まった状態でも可能で、治療そのものは2分程度。保険適用で片鼻2700円。
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4月19日
4月12日