市日中友好協会が設立 人と食の交流目指す
日中国交正常化40周年を迎えた今年、川崎市に初めて日中友好協会が誕生した。4月25日には川崎区の稲毛神社で創立記念式典が行われ、発起人で会長を務める小山稀世さんが「文化的な草の根交流を図って行く」と意欲を語った。
◇◇◇
日中友好協会は、全国450余の地域にあり、市民レベルの多彩な交流活動を行っている。県内では、鎌倉市や横浜市などですでに設立され、川崎市は13番目。
川崎市には、2009年に市が独自に設立した日中産業交流協会があるが、ビジネス交流が中心。文化、学術、スポーツなど文化交流を目的とした同友好協会は今回が初めての設立となった。
25日の式典で挨拶に立った小山会長は「中国と日本、文化的には国境などない。多彩な交流を通じ、信頼関係を構築して、川崎市らしい産業を活かした交流をしていきたい」と強調。さらには「政府間では波風が立つこともあるかもしれないが、市民レベルではしっかりと草の根交流を図っていきたい」と抱負を述べた。
同友好協会は昨年11月、川崎区で司法書士事務所を営む小山さんが知人から「来年日中国交正常化40周年を迎える」という話しを聞いたのが設立のはじまり。小山さんは以前から、中国に関心を抱き、何らかの繋がりを作りたいと考えていた。川崎市でも友好協会を立ち上げるため、かねてから親交のある宮前小学校時代の同級生、華心書道会代表の叶春華さん、トップ会計事務所代表社員の増山雅久さん、稲毛神社宮司の市川緋佐麿さん、谷口商事「中華 天龍」社長の谷口善規さんに声をかけ、4人の協力を得て、設立までこぎつけた。現在会員は38人にのぼる。
今後は、県内で活動する同友好協会とも連携しながら交流を図っていく。今年秋には、北京にある中日友好協会を訪れ、意見交換などを行う予定。
|
|
|
|
|
|
4月19日
4月12日