中原区版 掲載号:2012年5月18日号
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横浜弁護士会の会長に就任した 木村 保夫さん 横浜市在住 60歳

市民にもっと身近な存在へ

 ○…神奈川県内の弁護士が加入する横浜弁護士会の会長にこのほど就任した。同会では、法律相談や犯罪被害者支援などの公益的な活動のほか、弁護士や同会の活動を紹介する「弁護士フェスタ」を毎年開催。「まだまだ『弁護士は敷居が高い』と思われている方が多い。今後は広報にも力を入れ、市民にもっと身近で頼りがいのある弁護士会を目指したい」と意気込みを語る。関内にある同会の法律相談センターを今年度中に横浜駅周辺などの利用しやすい場所へ移転することも検討中だという。

 ○…名古屋市で生まれ育つ。小さいころから「医者になって病気の人を治して役に立ちたい」と夢見ていたが、数学が苦手で「ひょんなことから」早稲田大学法学部に入学。「本当は早く脱出して医学部を受けなおしたかった」と笑う。しかし、時が経つにつれて「生きていても様々な悩みや事件、事故で苦しんでいる人が大勢いる。弁護士になることで人の役に立てるのでは」と思い直し、1982年に司法試験に合格して弁護士への道を歩み始めた。

 ○…いざ弁護士になってみると、市民の弁護士への相談のしづらさを痛感。弁護士会では刑事事件で逮捕された被疑者が起訴前から弁護を受けられる「当番弁護士」制度の実現に奮闘したり、自身の事務所では当時まだ珍しかった分かりやすい相談料の設定や「ナイター相談」、インターネットを使っての相談予約の仕組みを作った。「弁護士が身近ですぐに相談しやすい場所にいることが大切。困っている人を助けられるよう、私たちから動かなければ」と語る。

 ○…港南区在住。趣味は今も続ける野球とハンドボール。「元気を出すために声を出したり、熱中しやすかったり、今でも体育会系なのかな」と優しく微笑む。

「市民のための正義の味方でありたい」。熱く語るその胸には「自由と正義、公正と平等」を意味するバッジが輝き続ける。
 

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