中原市民館で10周年記念式典を行う、川崎市運動普及推進員連絡協議会の会長 菅根 真理子さん 幸区在住 62歳
汗をかく爽快さを知って
○…地域の人が健康を維持するために運動を広めるボランティア「運動普及推進員(ヘルスパートナー)」。市内の推進員は現在317人。その各区代表14人からなる連絡協議会の会長を発足から務め、節目の10周年を迎える。「あっという間だったけど、良い仲間と迎えられて本当に幸せ」と顔がほころぶ。会員は増加傾向にあるが、「もっと多くの人に活動を知ってもらい、20年、30年と続けていきたい」。その意欲は尽きない。
○…高校1年生の時に幸区に移住。40代で仕事を辞めた際、「住んでいる地域を知らないといけない」と保健所(当時)で健康増進教室に参加。その後の運動普及推進員養成教室で、「体を動かしたらおもしろかった。運動が好きじゃない私にもできるのね」と感じ推進員になった。協議会発足時には当初「私にはできません」と会長を固辞したが、周囲のプッシュもあり就任。「やるからには」と、持ち前のバイタリティを存分に発揮し会を先導し、意見が一つにならない時なども「まとめちゃう」と強気の姿勢。
○…協議会で知り合った人から学んだ、中国医学から生まれたとされる「練功」に興味を持ち、今では人に教える立場に。「自分が動作を覚えても、説明することは難しい。いかに正しく伝えるか、相手を見て大きな声で話すようにしている」。古市場町内会女性部部長も務め、イベント開催などに奔走している。忙しい合間を縫っては、夫と坂本冬美さんのコンサートへ。「歌が好き。主人がファンクラブに入っているしね」
○…日々の活動で大切にしているのは『継続』。「人の倍ぐらいかかってもできるようになれば良い。努力し続ければ周りの人が助けてくれることもある」。こうした積み重ねの結果となる、10周年記念式典と交流会を10月25日に中原市民館で開催する。準備を重ね、オリジナル体操も披露する予定。「汗をかくことの爽快さを味わってほしい」。最高の笑顔で呼びかけた。
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