南武線でテロ訓練 約80人が参加
JR東日本旅客鉄道(株)中原電車区構内で先月28日、鉄道車両内でのテロ災害訓練が行われた。
中原消防署や消防団、中原警察署NBCテロ対応専門部隊、中原電車区の職員など約80人が参加。「JR南武線電車内で有毒なガスが発生し、乗り合わせた乗客数名が目の痛みや吐き気などを訴えた」ことを想定した実践的な訓練で対応能力向上や連携強化を図った。
中原区は武蔵小杉駅を中心に南武線や横須賀線など3社5路線が運行し、ターミナル化が進む。こうした状況でテロが発生した場合には大災害になる恐れがあり、各関係機関の連携強化が重要になってくる。
訓練では化学防護服を着用して有害物質の除染や乗客の救出等を実施。参加者は真剣な表情で取り組んでいた。中原消防署の小林英木署長は「大勢の被害が想定されるテロ災害において各関係者機関の連携した活動は不可欠。普段から力を合わせて地域防災力の向上に努めたい」と話した。
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3月29日
3月22日