神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2012年12月14日 エリアトップへ

感染性胃腸炎が流行 市が警報を発令

公開:2012年12月14日

  • LINE
  • hatena

 川崎市は5日、市内に感染性胃腸炎の流行発生警報を発令した。市健康福祉局によると、例年よりもやや早い時期の流行という。市は手洗いや調理器具の殺菌等の励行を呼びかけている。

◇  ◇  ◇

 11月26日から12月2日までの1週間の感染性胃腸炎の患者報告数が流行発生警報の基準値(定点あたり20人)を超える26・38人となった。99年以降では全国的に大流行した06年の30・06に次ぐ水準で、例年を上回るペースで患者が増加している。

ノロウイルス増加

 感染性胃腸炎とは細菌やウイルスといった病原体の感染によって起こる胃腸炎の総称で、嘔吐と下痢が主な症状。夏場はサルモネラや病原性大腸菌などの細菌性胃腸炎が増加し、冬場はノロウイルスやアデノウイルスなどのウイルス性胃腸炎が増加する。

 特に11月から12月にかけてノロウイルスによる発生が多くなるという。全国では今年、新しい遺伝子変異のあるノロウイルスが広がっていることが確認されている。市健康福祉局は、市内でも新しいタイプのウイルスが広がっているとみている。

7割が5歳以下

 市内の患者を年齢別にみると、5歳以下が全体の7割を占める。年齢が上がるにつれて発生が少なくなる傾向がある。便や吐物がついた手、おもちゃを介して、病原体が口から入ることで感染するという。

手洗い・殺菌を

 同局では対策として▼トイレの後や食事前、外出後、子どものオムツを取り替えた後などの手洗い▼生鮮食品は十分に洗浄し、中心部までよく加熱すること▼調理器具の洗浄・殺菌―などの励行を勧めている。リーフレットやホームページを活用して啓発に努めるという。嘔吐や下痢が激しい場合は、水分をこまめにとり、医療機関で受診することを呼びかけている。特に乳児は脱水状態になりやすいので注意が必要という。
 

中原区版のトップニュース最新6

使いやすく大幅増補

市おくやみガイドブック

使いやすく大幅増補

手続きの煩雑さ解消に

4月19日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月19日

アート体験 視覚障害者に

岡本太郎美術館

アート体験 視覚障害者に

CF初挑戦、支援呼び掛け

4月15日

救急隊、日中に増設

中原消防署

救急隊、日中に増設

到着時間の短縮めざす

4月12日

5年ぶり重要郷土資料に

江戸時代後期「富士信仰」

5年ぶり重要郷土資料に

市ノ坪の民家で所蔵

4月12日

市民の「誇り」向上

川崎市イメージ調査

市民の「誇り」向上

「来訪推奨度」は過去最高

4月5日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook