J110年目の舞台へ、戦力充実 準優勝3度、「今年こそ」
「今年こそ、J1初のタイトルを」―。川崎フロンターレサポーターや地元が待ち望み続けている「栄冠」を掴むことが、今年の川崎フロンターレに課せられている使命だろう。
川崎フロンターレが発足したのは、Jリーグ開幕の1993年から4年後の1997年。翌年にはJFLで準優勝し、クラブ設立3年目でJ2に昇格すると、同年にJ2優勝を果たしJ1にあがるなど快進撃をみせた。しかし、J1の壁は厚く、最下位の16位でシーズンを終え再びJ2に降格。それでも4年後に2度目のJ2優勝を決め、J1復帰を果たした。
新チーム、新ユニフォーム
J1では、これまで準優勝3回と、あと一歩のところで苦汁をなめている。J1のステージに立ち、今年でちょうど10年目。「この節目に悲願の初優勝を」、地元ではそんな期待の声に溢れている。
今年は新戦力として、日本代表としてもプレーした大久保嘉人選手、新外国人のパトリック選手らが加わり、メンバー強化が図られた。この充実したチームを指揮する就任2年目の風間八宏監督が昨年展開した、ボール支配率を高め、小刻みにパスをつなぐ攻撃的なサッカーが、どこまで新チームに浸透し機能するのかが最大の見どころだろう。
今年はクラブ設立以来初めて、公式戦セカンドユニフォームの胸のロゴを変更。従来の「FUJITSU」から、富士通スマートフォンタブレットのブランド名「ARROWS」となり、見た目でも心機一転を図る。
改修工事がすすむ等々力競技場をサックスブルーで埋めつくし、今まで以上に盛り上げることは我々サポーターの役目だろう。
開幕に向け上々
今年に入って行った練習試合では、7戦で5勝2分け。大学やJ2のチームが中心だが、41点という得点力は強力。この勢いをキープして開幕戦に挑んでほしい。
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3月29日
3月22日