市政報告 地下室マンションを規制へ 民主党川崎市議団 前川崎市議会議長 うしおだ智信
武蔵小杉駅周辺では再開発により、多くのマンションが建設されています。一方、市内のマンション建設を巡る問題として地下室マンション(もしくは斜面地マンション)があります。地下室マンションとは傾斜地を利用して地下室を設け、高さ制限をすり抜ける建築物のことを言います。緑地の喪失や圧迫感など、住宅環境の悪化を巡ってトラブルになるケースが少なくありません。
川崎市では平成16年に『川崎市斜面地建築物の建築の制限等に関する条例』を制定しました。条例の制定後、8年が経過する中で、特に高さの部分で新たに課題が発生するようになりました。この状況を踏まえ、同条例の改正案を検討しておりました。具体的には、階数の制限に加え、高さ・近さに関しても制限することで、斜面地建物と周辺の住環境の調和をめざします。ほかにも緩衝空地での擁壁や機械式駐車場などの設置を制限します。
昨年の10月23日から11月21日まで、市民のみなさまからパブリックコメントを募り、その結果を踏まえた改正案が先月に発表となりました。同改正案は3月議会で承認を得て3カ月の周知期間をおいて、7月1日の施行をめざします。中原区は、そもそも傾斜地が少なく、平坦な土地柄から、市内北部に比べて地下室マンションは少ないですが、市民のみなさまの住環境がよりよいものになるよう今後も活動を続けてまいります。 ※2月25日起稿
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4月26日
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