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中原区版 公開:2013年3月15日 エリアトップへ

厚生労働大臣賞を受賞したMOA美術館川崎市児童作品展実行委員会の中原区のリーダー 篠原 明子さん 田尻町在住 60歳

公開:2013年3月15日

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児童の絵で心の繋がりを

 ○…世界各地の児童が描いた45万を超える絵画などが出展されるMOA美術館全国児童作品展。川崎市でも平成元年から毎年作品展を開催し、年々出展数は増え昨年は市内51校から1378点が集まった。これを主催する川崎市実行委員会が作品展の普及に尽力したとして、全国の実行委員会としては初めて厚生労働大臣賞を受賞した。「事務局の一員として嬉しい。約100人のボランティア一人ひとりの努力あってこそ」と笑顔で話す。

 ○…「絵や芸術を通して、児童の心を育てること」―それが活動の原点だ。やりがいを強く感じたのは、病院で作品展を開催した時。多くの患者から「子どもの絵をみて元気になった」と感謝の言葉をもらった。「私以上に子どもの方が嬉しかったはず。その思いがまた次の絵を描く喜びにつながる」。市民ミュージアムの作品展でも、我が子の絵を観に家族全員で訪れる姿があり「子どもたちは照れつつも嬉しそうな表情を見せるんです。それが本当に微笑ましくて。そんな光景が、私がボランティアを続けていくやりがいになっているんです」とニッコリ。

 ○…中原区生まれ。20代の双子の娘と3人暮らし。「大人になれば好みも違うし雰囲気も変わってきますよね」。それでも変わらないのは親子愛。ボランティアをする母をみて「本当に幸せそう。生きがいがあっていいね」って声をかけてくれるという。そんな娘も仕事の傍ら母を支えるボランティアスタッフの一員だ。

 ○…座右の銘は「人間は想念次第」。「不平をもてば不平の連鎖を生み、感謝をすれば感謝し合える仲になる」。作品展の協賛企業集めにまわった際、宣伝効果を求められたこともあったが、活動の趣旨を話すと理解を示してくれた。今では20社以上がスポンサーだ。理想は、助け合える地域になること。「何でも対価を求めずに、自然と支え合う輪ができれば住みやすい街になると思うんですよね」

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