市教育委員会 子どもに初の防災チラシ コンパクトに見やすく
東日本大震災から2年の時が経過した―。
川崎市教育委員会は東日本大震災の教訓を忘れまいと、市内各学校の児童生徒向けに「防災リーフレット」をこのほど初めて発行し、配布した。各学校の防災・減災教育に役立てることを目的にしている。
リーフレットは、小学生版と中学生・高校生版の2種類が発行され、市立小・中・高・特別支援学校の全児童・生徒向けに約11・6万部が配布された。
同委員会は「日頃から防災・減災に努め、災害時に子どもたちが『自分の身は自分で守る』ことができるようにすることが大切であるという考えのもと、作成しました」としている。
これまで防災学習のための冊子は発行していたが、A4版見開きカラー刷りのリーフレットを、よりコンパクトに見やすく、まとめた。「学校にいるときだったら」「外にいるときだったら」といった被災した場所に応じた避難の仕方や、土砂災害時の避難の仕方などをイラストを交え、紹介している。中学生・高校生版には、AEDを使用した心肺蘇生法や地域要救護者の搬出活動への協力なども盛り込み、「自助」だけではなく「共助」「公助」を意識づけた。
同委員会は「絵を見ながら、話し合ったり調べたり、することができるようになっています。各学校の防災・減災教育や避難訓練に役立てていってほしい。コンパクトなつくりになっているので、家庭でも掲示し、家族で話し合ってみてほしい」としている。
リーフレットに関する問い合わせは同委員会健康教育課(【電話】044・200・2880)まで。
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4月19日
4月12日