寄 稿 学校(普通教室)が足りない教育環境の充実を!!【3】 川崎市議会議員 松原しげふみ
前回、前々回と2回にわたり、本紙タウンニュース紙上に於いて、児童生徒に対して普通教室が不足しておりプレハブ教室で対応し続けるのは行政の怠慢ではないかと指摘させて頂きました。この指摘を踏まえ、今回は中原区内の公立小中学校の敷地面積について考察させて頂きます。
川崎市義務教育施設整備基準(抄)によると、学校の敷地面積は小学校1万3500平方メートル、中学校1万6500平方メートルと定められています。中原区内には18の小学校、8つの中学校があります。別表の中原区内の小学校敷地面積一覧を見ますと、区内18小学校の敷地面積の合計は24万810平方メートルであり、平均にすると1校あたり1万3378平方メートルになります。敷地面積が一番広いのは西丸子小学校で1万8274平方メートル、一番狭いのは9023平方メートルの苅宿小学校であります。市が定める整備基準を超えているのは7校だけであり、残り11校はそれ以下という事になります。児童1人あたりの敷地面積では下河原小学校が一番広く、1人あたり約48平方メートルであるのに対し大谷戸小学校が約9.9平方メートルで一番狭くなっています。
また、区内8校の公立中学校では、1万6500平方メートルの整備基準をクリアしているのは3校だけであります。一番広いのは西中原中学校で2万6868平方メートル、一番狭いのは今井中学校の1万177平方メートルでありました。
敷地面積については、土地を取得した時点の時代背景、社会状況、地域の特性、市の戝政状況等を考慮し、比較しなければなりませんが、これが現在の中原区内公立小中学校の現状であります。これまで3回にわたり学校(普通教室)が足りないとして問題点と課題を取り上げてきましたが、これらの問題・課題を今後どのように解決へと導くことができるのか、次回は皆様と共に解決策について考えてみたいと思います。
(次回7月26日に続く)
松原しげふみ事務所
中原区新城5-2-3
TEL:044-751-8855
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