粘りで掴んだ県制覇 西中原中バレー部
神奈川県中学校バレーボール選手権大会決勝戦が6月8日、南足柄市体育センターで行われ、西中原中学校男子バレー部が優勝した。
決勝戦は藤沢の羽鳥高校と対戦し、25対23、25対13のストレートで勝利。同日に行われた準決勝でライバル校の横浜市立緑が丘にフルセットで逆転勝利したことで勢いに乗った。キャプテンの武田厚輝くんは「毎日練習でたくさん走っている結果。技術はまだまだこれからだけど体力と気力で粘り勝てた」と話した。
同部は部員19人で、強豪校と言われる中ではメンバーが少ない。例年に比べて平均身長が小さく、経験者も少ないため、今大会では今まで同校の武器だったスピードのある攻撃”Bクイック”も封印したという。渡部英夫監督は「中学からバレーを始めた生徒が多く、技術はまだまだこれからだが、日頃の練習を真面目に頑張る子が多い」と話す。厳しい試合で勝てたのは、平日体育館が使えない中、屋外で風に流されないようサッカーボールを使って練習したり、走りの多いメニューをこなす生徒の努力の証だという。
また同部はチームワークが良く、監督は「いざという時に上級生が下級生を引っ張ってくれる」と評価。中でも、運動量やスピード、日に焼けた風貌から仲間に「クロヒョウ」と呼ばれているキャプテンの武田くんを「集中力が高く、厳しい中でも良く声を出してチームを盛り上げられる。周りからも頼りにされている」と絶大な信頼を得ている。武田くんは「関東大会でいい結果を出し全国を目指したい」としている。
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4月19日
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