命を守るためにモラルハザードの自覚を 中原消防署長 小林英木
昨年に引き続き、中原消防署ではモラルハザードを自覚してもらえるように活動していきたいと思います。 モラルハザードとは道徳的節度や一般的な常識の欠如のことで、災害時に命を守るための重要なキーワードになります。
阪神淡路大震災では、死者の92%は、震災後15分の間に亡くなっています。原因は家具の倒壊などによる圧死です。自分の命は自分で守るという「自助」の意識を持ち、家具の転倒を防ぐ対策などを個人個人が行っていればもう少し防げたのではないかと思われます。
また、当署では過去の震災の教訓などを活かしてもらうため、多くの方々に訓練を受けてもらっています。中学校で実施している、災害を地図上でシュミレーションするDIG訓練は4年目になり、今年はさらに町内会・自治会で災害の状況を設定して意見を出し合うクロスロードゲームも導入したいと考えております。
昨年一部の町内会で実施した住宅用火災警報器の設置率向上活動では町内会との連携で10%改善することが出来ました。今後は5〜6年かけて全町内会を対象に火災警報器の設置率を高めていきたいと考えてます。
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4月19日
4月12日