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手足口病、プール熱など まだまだ注意したい「夏風邪」 取材協力／すずき耳鼻咽喉科クリニック〈いびきのご相談〉
鈴木敏幸院長
手足口病とプール熱
手足口病やプール熱など、まだまだ気を付けたい「夏風邪」。子どもの場合は長引くこともあるので注意が必要だという。症状や対策についてすずき耳鼻咽喉科クリニック〈いびきの相談〉に聞いた。
手足口病は４歳くらいまでの幼児に多い感染症で、学童などでも流行することがある。今年は首都圏を中心に大流行となり、川崎市内でも流行発生警報基準値を超えた。「手足口病になると、手のひら、足の裏、口の中に特有の発疹ができます。口の中が痛くて食べられなくなるので、脱水症状にならないようにしっかり水分を摂らせてください」と鈴木院長。
さらに、「プール熱（咽頭結膜炎）はアデノウィルスが原因で、５歳以下の患者が半数以上。発熱が４〜７日間続き、のどが痛くなることが特徴で、子どもが大好きなプールで感染することが多いです。乳幼児の場合は百日咳と間違うほどのひどい咳が出ることも。最近では夏季以外でも流行することがあります」。プールに入った日は早めに眠り、ゆっくり体を休めることも防止につながるという。
免疫力の低下に注意
風邪は健康な人でもかかるが、身体の免疫力が低下している時ほど感染しやすいもの。暑さによる食欲不振や睡眠不足、冷房による寒暖差により免疫力が低下すると、夏風邪にかかりやすくなるという。鈴木院長は「夏風邪は、肺炎や髄膜炎などを引き起こすことがあるので、子どもやご年配の方は症状に注意して下さい。強い全身症状や高熱が続いている場合は、自己判断せず、医師に相談することが大切」と話している。
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