中原警察署(前田克彦署長)は、今年に入り振込詐欺が増えていることを受け、注意を呼び掛けている。
中原署によると、区内の今年の振込詐欺の被害件数は15件。被害総額にすると約5500万円に上る(どちらも8月27日現在)。昨年の同時期に対して2件、約1300万円の増加となっている。
振込詐欺の主な被害者は70代から80代。振込詐欺については知っているが、息子や孫を装う電話にだまされ、被害に遭う人がほとんどだという。最近あった手口としては、「あなたのキャッシュカードが犯行に使われた」と偽り、暗証番号を聞きだしたうえで、直接カードを受け取るパターン。
同署では「振込詐欺の手口はたくさんある。いずれにしても、大金を催促するような電話があった場合は、家族で相談することが未然に被害を防ぐことにつながる」と話している。
金融機関を表彰
また、同署では8月23日、振込詐欺を未然に防いだ金融機関に感謝状を贈呈した=写真。今回、表彰したのは、城南信用金庫中原支店、JAセレサ川崎御幸支店、川崎下沼部郵便局、川崎信用金庫新城支店。同署では「これからも金融機関と連携して被害を抑止していきたい」と話している。
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