神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2013年9月13日 エリアトップへ

市民団体 自転車利用の指南書発行 実践的な取組み紹介

公開:2013年9月13日

  • LINE
  • hatena

 相次ぐ自転車事故を食い止めようと市内の市民グループがこのほど、「市民のための自転車ルール教本」を発行した。今月18日には、同冊子を活用した街づくりに関する講演会も開催する。

 発行したのは「持続可能な地域交通を考える会」(井坂洋士代表)。神奈川県警によると、今年市内で760件(9月9日時点)の自転車事故が発生しており、県内では横浜市に次いで多い数となっている。重大事故につながることも多く、幸区では昨年、京急川崎駅近くのJRガード下で自転車同士が正面衝突し、死亡事故となったケースもある。

 こうしたことを受け、同会では、自転車利用者にルールの再確認をしてもらおうと、昨年冊子の発行を決めた。市民団体が冊子として作るのは「非常にまれなことではないか」と同会の野口浩史副代表は話す。

 冊子は、A5見開きで12ページ構成。「車道の左側を走る」など、ポイントを絞って自転車の基本的なルールを解説し、守らなかった場合の危険性などについても、イラストなどを使いながら具体的に示した。また、特色として「違法駐車が自転車を危険にさらす」など車側のルールについても言及している。

 野口副代表は「冊子の発行を足掛かりに今後は、講習会やリーダー研修などを行いながら自転車ルールの徹底を図っていきたい。そして自転車と自動車が車道を正しくシェアできるよう自転車専用道の整備なども提言していきたい」としている。冊子は各区の図書館などでも配布している。

18日には講演会も

 自転車が安全・快適に乗れるようなやさしい街を目指し、自転車活用政策講座を9月18日(水)に川崎市産業振興会館9階で行う。時間は午後6時30分から。参加費無料。講師には街づくりに関する自転車活用政策の第一人者・小林成基さんが登壇する。申込みは、メール(【メール】20130918@sltc.jp)で。当日先着で入場も可能。

中原区版のトップニュース最新6

40年の節目、絵画で演出

住吉ざくら

40年の節目、絵画で演出

5年ぶりにパレードも

3月22日

災害時のトイレ、備えは

能登半島地震2カ月超

災害時のトイレ、備えは

携帯用不備60% 川崎市啓発に力

3月22日

ランドセルを無償譲渡

さくらや金川さん

ランドセルを無償譲渡

「子育て世代を応援したい」

3月15日

「電子商品券」導入へ

ふるさと納税

「電子商品券」導入へ

市、4月から返礼品に

3月15日

料理通じ市民と交流

ウクライナ避難民

料理通じ市民と交流

富士通が主催し文化学ぶ

3月8日

川崎舞台のアニメで注目

5人組ガールズバンド

川崎舞台のアニメで注目

3月、初の単独ライブ

3月8日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月22日0:00更新

  • 3月15日0:00更新

  • 3月8日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook