中原区選出議員団 寄 稿 平成26年度当初予算要望概要 川崎市議会議員 松原しげふみ
川崎市の平成26年度の予算案を審査する予算特別委員会が3月10日から13日までの4日間開催されます。一般会計当初予算は6171億円で、歴代2位の規模であり市税収入は2922億円で過去最大となっています。これは、一見すると希望の持てる予算案のようにも思えますが問題点が無い訳ではありません。内容については予算特別委員会で審査致しますが、今回は中原区選出議員団として福田市長に対し予算要望した内容についての概要を報告させて頂きます。
27項目の要望をさせて頂きましたが、大別すると次の三事項となります。
防災・防犯対策
東日本大震災で浮き彫りとなった課題を検証し、地域防災計画や備蓄計画などを早期に見直し避難所への物資備蓄や帰宅困難者対策に取り組むこと。特に災害時に特段の支援を要望する高齢者や障害者の方々等に対しての避難支援の周知と普及促進を求めました。また、ゲリラ豪雨と呼ばれる都市型防水に備え老朽化した下水管の整備や雨水貯留管を早期に機能させる為のバイパス管の整備を要望しています。さらに町内会や自治会などが維持管理する防犯灯の省電力化や環境負荷の軽減の観点からLED化の促進を求めました。
都市再成に向けての環境整備
等々力緑地公園内の施設については老朽化が著しいため施設整備に向け着実に取り組むよう要望しました。特に陸上競技場と硬式野球場の改築にあたっては利用者ニーズや周辺住民等、地域の意見を反映させ整備をすること、また市民の憩いとなる多摩川の整備は不十分のため、再整備・再配置の重要性を訴えました。さらに小杉駅周辺の再開発に対応した避難所の確保や高層住宅特有の課題に対応した対策を推進することを要請しました。また、区内の温暖化対策、緑化、放置自転車対策、鉄道駅の安全対策の確保、道路整備等についても要望致しました。
地域福祉・医療・子育て
中原区の人口増に伴う保育需要の対応に向けた保育所整備には平成27年4月の待機児童ゼロの実現を目指す施策の実行を強く要望しました。また、私立幼稚園児への経費の負担軽減を併せて求めました。平成25年度に中部小児急病センターが開設されましたが、更なる充実を要望し、全ての医療体制を一層向上させるよう求めました。この他、中小企業・商店街活性化対策、都市農業振興についても特段の取り組みが行われるよう要望しました。
新年度予算編成にあたり戝政状況は厳しい中、安心・安全なふるさと、力強いまちづくりを実現させるため来たるべき予算特別委員会に臨んでまいります。
松原しげふみ事務所
中原区新城5-2-3
TEL:044-751-8855
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