民主党市議団市政レポートNo.43 「中原区の木」、制定へ質疑 川崎市議会議員 おしもとよしじ
「”中原区の木”が何かをご存知ですか?」―。
この問いに、今春も二ケ領用水や渋川沿いで見頃を迎えていた住吉ざくらに代表される『桜』や、中原区が桃源郷だったとの言い伝えから『桃』、秋には色彩豊かな葉をつける『銀杏』といった落葉樹など、それぞれ様々な木を想像されたかと思います。
しかしながら、実際はこれまで区の木が「制定されていない」というのが答えです。意外に思われた方もいると存じますが、それもそのはず、他の6つの区では制定されており、唯一本区のみが制定されておりませんでした。
そこで私は、これまで具体的に制定に向けた動きもありませんでしたので、この点を議会で質問し、板橋洋一区長は、「中原区の魅力発信の重要なツールとなることから、区としても率先して制定に向けて取り組んでいきたい」と答弁。区の木の制定について、取り組むことを約束しました。
今後についてですが、まずは、区民会議のメンバーなどで構成される選考委員会を設け、区民の意見を募り、対象となる木の選定、募集方法、選考方法などについて話し合う予定。スケジュールも、この委員会で検討するとし、(他の区の状況から概ね決定まで7〜9ヶ月程度)募集の際の区民への広報については、市政だよりやHP、なかはらメディアネットワーク等で行うとしています。
「区の木」はシティセールスの観点のみならず、それ自体がクローズアップされることによって再開発が進む武蔵小杉などの地域では、非常に貴重な資源となります。他の区で制定が進んでいたなかで、この質疑でようやく中原区も重い腰を上げました。今年度中には、区民の皆様にも前述の媒体を通じてこの話題を耳にする機会があるかと思います。制定に向け、多くの皆様のご意見を期待するとともに、このような議会での質疑があったことを少しでも思い出していただけたら幸いです。
市議・押本吉司
|
|
|
|
|
|
4月19日
4月12日