市政報告 認知症高齢者施策の充実を 公明党川崎市議団 川島 まさひろ
予想を上回るペースで増加
昨年の第3回定例会で、本市の認知症疾患を有する高齢者の推計は約3万7200人と公表されました。第5期川崎市高齢者保健福祉計画「かわさきいきいき長寿プラン」(平成24年度〜26年度)では、平成27年に約2万人と想定していた推計の約1・8倍になります。第6期計画を策定する今、認知症高齢者施策を一層充実する必要があります。
川崎市初!認知症専門病院が開院
先月、宮前区潮見台に待望していた、川崎市初の認知症専門病院が開院しました。医療法人花咲会が運営する「かわさき記念病院」は、病床数300床と大型で、地域のかかりつけ医や地域拠点病院等との連携が期待されており、川崎市の認知症対策にとっても大きな前進です。
認知症への理解と地域で見守る環境整備
先日、認知症等による行方不明者が全国で9000人を超えるとの衝撃的な報道がありました。また、徘徊による列車事故で家族へ多額の損害賠償が請求されたことも社会問題となっています。急増する認知症疾患への理解を深めることや、地域での見守り・支えあいの輪を拡げることは、喫緊の課題です。
本市では地域における認知症の理解者増に向けて「認知症サポーター養成講座」を行っており、多くの方に受講していただきたいと思います。
地域包括ケアシステム検討協議委員会設置
5月12日に川崎市でも「地域包括ケアシステム検討協議委員会」が設置されました。団塊の世代が75歳を迎える2025年を目指し、誰もが地域で暮らし続けられる環境整備が進められることになります。
この数年、毎年2000人を超える方が新たに要支援・要介護認定を受けている現状を踏まえ、地域包括ケアシステムに「現場の声」が反映されたものになるよう今後も取り組んでまいります。
川崎市議会議員・川島雅裕
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4月12日