花桃の実を召し上がれ――。二ヶ領用水沿いの桃並木を維持管理する市民グループ『二ヶ領用水・中原桃の会(東正則会長)』は、花桃に実がなったことを知らせるチラシを6月中旬から掲示した。同会では「今年2月の大雪で枝が大量に折れる被害が出たが、実がなった。区民の皆さんに自由にもぎとって楽しんでほしい」と話している。
同会は第三京浜道路の高架下から総合自治会館の裏までの約4Kmの区間にある700本余りの並木を管理している。6月に入り花桃に実がなったことで、地域の人に味わってほしいという思いと、例年熟した実が落ちてもったいないと感じたことから、今年は地域の人や通行人に向けて用水の柵に収穫の案内を掲示した。
同会によれば、毎年二ヶ領用水沿いの花桃は6月に入ると青梅に似たような実がなり、7月下旬頃には熟していく。今年は雪や雨の影響もあってか実は例年より小ぶりだという。同会の津脇梅子副会長は「もぎ取った青桃は梅酒のようにして果樹酒が作れる。木の種類ごとに作って味を比べるのもいいし、熟した桃でジャムにするのもお勧め」と話す。
マナー守って
実を収穫できる場所は神地橋(小杉十字路そば)から竹橋(宮内)あたりまで。もぎ取りに許可等はいらないが「大切に育てている花桃なので、木の枝を傷つけたり、折らないで下さい。また、お子さんは誤って用水に落ちてしまう危険もあるので、大人が付き添うなど、マナーと節度をもって楽しんで下さい」と同会では話している。
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