寄稿 (仮称)小杉小学校 開校年度変更について平成29年度から平成31年度に 川崎市議会議員 松原しげふみ
小杉駅周辺地区ではJR南武線をはさみ南側のまちづくりが進むことに平行して南武線の北側地区を中心とし新たなまちづくりが進行しています。大規模かつ複数の集合住宅の建設により市外からの人口流入が続いており、更なる児童の増加が見込まれています。
私は昨年の8月30日号のタウンニュース紙上に於いて「学校が足りない。教育環境の充実を」と題して寄稿させていただき、小杉駅周辺の小中学校の現状について述べ、その上で川崎市と学校法人日本医科大学との間で平成22年5月に義務教育施設(小学校)設置に向け相互に協力する旨の基本合意を締結し、平成23年10月には学校の新設に向けた取り組みを推進するため協定を結び、平成29年度に開校予定であるとの報告をさせていただきました。しかし、本年5月27日に突如、教育委員会教育環境整備推進室担当者から「小杉駅周辺小学校整備事業の進捗状況について」の説明があり、「学校の建設にあたっては学校周辺の状況把握が不可欠であり、小杉駅周辺地区の開発動向を注視してきたが昨年度になり近隣の開発が明らかになってきた事から本格的に新設校の基本計画に着手し当初のスケジュールを見直し、開校年度を平成29年度から平成31年度に変更する」との報告を受けました。平成29年度開校を待ち望んでいた私にとっては寝耳に水であり期待は裏切られてしまいました。
担当職員に対して「平成29年度開校予定としていた根拠」「変更に至った理由」「児童や保護者、住民への影響」「今後のスケジュール」等について質問をしましたが、変更は決定であり、平成26年度は基本設計、27年度は実施計画、28年度から30年度は建設工事、平成31年度開校予定との事でありました。特に心配であった「日本医科大学と本市との協定について問題等は生じていないのか」との問いに対しては、「その心配はない」とのことでありました。教育委員会としてはより良い教育環境の実現や地域との連携などについて基本計画を策定し、議論を重ねてきた結果であるとのことでしたので、今後の取り組みについては理解を示すこととしました。新設校について特に注目することは、そのコンセプトであり「地域とのつながりの中で将来の川崎の担い手を育む温かな学校」とし、基本方針では災害時に於いては日本医科大学武蔵小杉病院と連携が可能な計画とする。具体的には病院外でトリアージをする必要が生じた場合に小学校に於いてトリアージスペースを確保する事から屋外にテントを設置するスペースを確保するとしています。また川崎市立学校における適正規模の考えにより普通教室は18学級とし、一時的に児童数が増加した場合には30学級まで許容できる計画としています。地域の特性を十分に生かし、児童が豊かに学び、地域コミュニティの拠点となる新しいスタイルの小学校が中原区に誕生します。
松原しげふみ事務所
中原区新城5-2-3
TEL:044-751-8855
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4月19日
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