マスターズハンドボール 西中OBが活躍し優勝 県代表のGHBP
西中原中学校ハンドボール部OBらが所属するハンドボールチーム「GHBPAres(神奈川県代表)」が8月3日まで沖縄県で行われた第22回全日本マスターズハンドボール大会(公益財団法人日本ハンドボール協会主催)で優勝した。
全日本マスターズハンドボール大会は、国内の40歳以上のアマチュアチームが参加できる年に1度の大会。
GHBPAresは18チームが参加した順位決定型のトーナメントに出場し、石川県の小松オールウェイズに13対8、大阪府のHC330に14対9、地元の沖縄教員に29対15と勝ち進み、決勝では前々回優勝の強豪、山口県の下松アダルツに19対15で勝利し、優勝した。
キャプテンの高野悟さんは「チーム全員合わせて体重を100kg以上落とし一人一人が大会に向けてしっかり準備をした」と中年男性の悩みの一つである体重のコントロールが勝因になったといい、「厳しい試合もあったが1戦1戦チーム力が向上したことで優勝につながった」と話す。
同チームは区内在住で西中原中OBの高野さんが「日本一になりたい」と40歳以上が出場できるマスターズ優勝を目指し、12年に先輩や学生時代のライバル、同級生などを集めチームを発足させたという。元日代表の小沢勝利さん、ゴールキーパーの本郷哲史さんら、西中原中学校ハンドボール部出身者が中心になっている。現在は、俳優の西村和彦さんも所属し、北は北海道、南は山口県まで遠方からも選手が集まっている。普段は区内の等々力アリーナをはじめ関東近郊の大学や体育館などで練習している。
ボランティアにも尽力
また、同チームは中原区発のハンドボールブランド『GHBP』をデザインする(株)アグーデザインプロダクトの光武勉代表と協力し、「ハンドボールで日本を笑顔に」をテーマに福島県で年に1回チャリティートーナメントを開催している。ゲストに日本代表の宮崎大輔選手や、お笑いコンビザブングルらを招いて、被災地の子ども達とハンドボールを通した交流を図っている。高野さんは「年齢問わず気持ちがあれば何でもできることを伝えたい」と話している。
中原をハンドボールの街に
西中原中学校ハンドボール部が昨年に続き今年も県の総体でアベック優勝を決め、法政二高がこの夏のインターハイで全国3位入賞を果たすなど、区内にはハンドボール強豪校が揃う。高野さんと光武さんは「実業団やプロ選手も多くいるし、ハンドボールの街として地域を活性していきたい」と夢を掲げている。
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3月29日
3月22日