中原区版 掲載号:2014年12月26日号 エリアトップへ

「銭湯アプリ」の運用を開始した川崎浴場組合連合会の会長を務める 松永 準一朗さん 今井南町在住 65歳

掲載号:2014年12月26日号

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若い世代にも”湯気”届け

 ○…川崎浴場組合連合会と大田区浴場組合連合会がタッグを組み、完成した「銭湯アプリ」。今月から提供が開始となった。多摩川をまたいで隣という双方の立地を活かし、地域間を行き来してもらおうと企画。両区の銭湯が検索できるほか、キャラクターを登場させたスタンプラリーの機能も搭載した。「銭湯に馴染みの薄い若い層はスマホ世代。利用してもらうきっかけになれば」と期待を寄せる。

 ○…最盛期の昭和40年代には市内で180軒あった銭湯も、現在は55軒に。「家庭風呂が普及する前は、誰もが銭湯に来ていた。男湯に入ってきて子どもの首根っこつかまえてゴシゴシ洗う頼もしいお母さんの姿、思い出すなあ」。昭和の風景の代名詞とも言える光景が当たり前のようにあった頃が、脳裏に焼き付いている。「昔は銭湯が必然だった。今は目的が気分転換や健康といったものに変わっている。だからこそアプリのような試みで付加価値をつけていかなければ」と、会長として使命に燃える。

 ○…石川県金沢市で銭湯を営む家に生まれた。物心ついたときには、手伝いのため番台に座った。「子ども心に必ず継ぐものだと思っていたよ」と笑う。昭和31年に元住吉に移り住み、父親が「今井湯」を開業。専門学校卒業後、すぐに同店で働きだした。父親が他界した6年前に2代目を継承し、妻と後継者となる息子夫婦とともに、毎日湯気を立ち上らせている。

 ○…かつて法大野球部が祝勝会をあげたこともあるという施設内の食堂があった場所には、たくさんのサイン色紙が飾られている。「昔は選手がよく風呂掃除に来たね。妻は選手やOBから『おばちゃん』と慕われているけれど、私は完全に飲み友達」と、親しみやすい笑顔を浮かべる。自身も近隣の法政二高卒。湯のように温かい視線を選手達に送ってきた目で見つめ続ける銭湯業界が、さらに熱を帯びることを願う。
 

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