民主党市議団市政レポートNo.54 年頭、改めて政治信念を誓う 川崎市議会議員 おしもとよしじ
新年が明けました。公職選挙法により、時節の挨拶が出来ないことをお詫び申し上げます。さて、「政治とカネ」や国民との約束であった「議員定数削減」などの争点がうやむやになったままの総選挙は、与党が大勝し、政治の話題も専ら国政ばかりです。特に、『原発再稼動』については、投開票日翌日から高浜原発の再稼動を認める審査書案が了承、また、新設の原発で初となる安全審査が大間原発においても申請され、さらに、来年度予算では、再稼動をより着実に推し進めるために、再稼動を行った原発の設置自治体に対する交付金について増加させる方向で検討に入るなど、日本の行く末を決める重要なエネルギー政策すら、すでに”数の論理”で野党を押し切ろうとするそんな姿勢が垣間見えています。
さて、地方自治体では、そういった与野党関係が生じる国の『議院内閣制』と違い、首長と議会議員をともに住民が直接選挙で選ぶ『二元代表制』を採用しています。その特徴は、首長、議会がともに住民を代表するところであり、その両輪が相互の抑制と均衡によって緊張関係を保ちながら、議会が首長と対等の機関として、その地方自治体の運営の基本方針を決定・議決し、その執行をチェックしながら、積極的な政策提案を通じて政策形成の舞台となることが二元代表制の”本来あるべき姿”です。
今回の年頭挨拶にあたって、そのような本来あるべき姿を取り戻すべく、改めて私の政治信念をここに誓い、掲載します。【3つの政治信念・区民との約束】【1】特定企業・団体の支援を受けないしがらみのない庶民派だからこそ「おかしいことはおかしい」と言える政治姿勢を貫きます。【2】現職・最年少市議として誰よりも軽いフットワークで地域活動に携わってきた”徹底した現地現場主義”を貫き、市民目線・生活者視点の政治を実現します。【3】これまで地域紙等を通じ1期3年半で50以上の市政レポートを掲載。これからも継続し、透明性のある”目に見える議会”へ。政治をより身近なものに変えていきます。
結びに、今年の4月には、本市でも『市議会議員選挙』が行われます。二元代表制の片輪を担う議会議員を決める大事な選挙であり、皆様の投票により、議会を健全で伯仲した政策形成の舞台とするための貴重な機会です。総選挙の投票率を鑑みても、政治不信の元凶が政治家自身にあることを肝に免じながら、前述の政治信念を貫き、残された任期を全力で努めて参ります。
市議・押本吉司
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3月22日
3月15日