武蔵小杉の二ヶ領用水沿いにある総合自治会館前広場で2月19日、藤の木の植樹式が行われた=写真。
みどりにちなみ、地域の人々と交流を図る取り組み「みどリンクアクション」を実施している東京急行電鉄(株)の支援を受け、協同組合武蔵小杉商店街と武蔵小杉周辺開発協議会が企画した。
広場付近では4月に名物の桜まつりが開かれるなど地域住民の憩いの場となるが、その桜も既に植えられてから60年以上が経ち、衰退してきているという。そこで同商店街と開発協議会では、後世に残る新たな名物をつくろうと桜シーズンが終わる4月後半頃に色づく藤の木を植樹することを決めた。
代表の松本等さんは「まかぬ種は生えぬといいますが、桜は先代の誰かが植えてくれたから今地域の皆様が楽しむことができる。将来この藤が綺麗に咲き、藤まつりがにぎやかに開かれ新たな名物になれば嬉しい」と話す。
今回の式典では3本の木が植樹され、東急がアルミ製の藤棚も寄贈した。東急都市開発事業本部都市戦略事業部の東浦亮典統括部長は「12年から緑化活動に尽力している団体を支援している。緑の取り組みがリンクして豊かで元気あふれる街となり地域の未来へ繋がってほしい」と思いを述べた。
藤の木は早ければ来年、遅くても再来年には花が咲く予定で、桜色から藤色に変わる風情は新たな楽しみになりそうだ。
中原区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|