川崎市在住の児童らが所属する「川崎フロンターレU-12」が先月28日と29日に都内で行われた大会「ダノンネーションズカップ2015inJAPAN」で優勝した。
川崎フロンターレU-12は、サッカーJ1リーグ川崎フロンターレの育成組織で、小学5年生と6年生が所属している。現在は24人が在籍し、その約8割が川崎市在住だという。
このチームが出場したダノンネーションズカップ日本大会は、「U-12世代で唯一の世界につながる大会」として2004年から毎年開催されている。
今回は国内の強豪48チームが競い、川崎フロンターレは7勝1分けで見事優勝。さらに大会を通じて失点0と、守備力の強さも魅せた。また、甲斐翔大くんが得点王とMVP、大会優秀選手に選ばれ、長田澪くんと小室愛樹くんも大会優秀選手に選ばれた。
同チームの佐原秀樹監督は「足元の技術に優れる子が多くポテンシャルは高いが、チームワークに課題があった。今大会はその部分が改善できチーム全体が成長できた」と話す。
今後、同チームは、今秋にモロッコで行われる世界大会に挑戦する。
佐原監督就任2年目で念願叶う
川崎フロンターレU-12を率いているのは、元Jリーガーとして活躍した佐原監督だ。2年前に今回のチームの指導者となり、選手の育成をしてきた。佐原監督は「今回優勝したメンバーは指導者としての初めての教え子。大きな大会では一度も優勝できたことがなかったのでとても嬉しい」と喜んでいる。
なお、フロンターレの育成組織は地元・川崎を中心とした子ども達によって形成され、トップチームでも重要視している「技術力」や「身体能力」さらに「家族面談での家庭環境」等を選考会で図り、合格した選手が所属している。
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