中原区内で土砂災害警戒区域に指定されている井田地区で6月7日、地元の町内会が中心となって避難誘導訓練が行われた。
今回の訓練は、大雨が継続的に降り、市が避難勧告を出したことを想定。防災無線を受け警察、消防団がパトカーなどで住民に避難を呼びかけ、避難所である井田小へ移動するまでの訓練を行った。さらに、負傷者が出た場合の搬送の流れなども確認した。
訓練に参加した中原警察署の担当は「訓練を繰り返し行うことで、いざという時に対応ができるようになる。『想定外も想定内』と思えるように、訓練を通して意識づけしてほしい」と振り返った。
6月は国土交通省が主催する土砂災害防止月間で、1日から7日まではがけ崩れ防災週間となっている。局地的な集中豪雨などで、全国的に土砂災害は増加傾向にあり、特に約6割の犠牲者が高齢者であると言われている。同署では「昨年も広島で大規模な土砂災害があった。今後も訓練の反復で、防災に対して区民の意識を高めることができれば」と話している。
中原区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|