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相続した財産の分け方 円満な遺産分割のために
司法書士 神谷 直 氏
Ｑ、相続した財産の分け方について伺います。
Ａ、親が亡くなると、残された家族の間で遺産をどう分けるかを決めます。これが遺産分割協議で残された財産が少なくても必要です。
「法律の通りに遺産を分ける必要がありますか？」とよく質問をされますが必ずしもその必要はありません。親の介護など家族ごとの事情を考慮し、公平な分け方をすると良いでしょう。法律通りにすると、不公平になる場合もあるはずです。
気を付けたいのは、自宅等の不動産の相続です。きょうだい仲がいいからといって、共有にすることは極力避けて下さい。不動産は、管理・修繕や処分（売却等）の問題が絡みます。これらの決断をする時に、共有にしておくと合意形成に手間がかかる上、意見の違いからきょうだい仲が悪くなることもあるからです。
相続で仲が悪くなっては親も悲しみます。知恵を絞り遺産分割を円満に終える必要があります。
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