平日の放課後に、地域ぐるみで小学生の学習をサポートする「地域の寺子屋事業」で、10月から上丸子小、住吉小の講義が新たにスタートした。区内では中原小がすでに開講しており、市教委では「地域や学校と調整を重ねながら、今後も増やしていければ」と話している。
地域の寺子屋事業は、【1】子どもの学習サポート、【2】多世代で学ぶ生涯学習の拠点づくり、【3】子どもの学習意欲の向上と豊かな人間性の形成を目標に市教委が前年度から始めた。運営は地域の団体に委託し、平日の放課後に小学生の授業をサポートする学習支援と、外部の講師などを招き体験活動や世代間交流を行う体験学習から成る。シニア世代をはじめとする地域ぐるみで、子どもの教育をサポートする取り組みだ。現在、市内には13の寺子屋があり、それぞれ工作、料理、語学、昔遊び、防犯教室など趣向を凝らした体験学習を行っている。
10月から開講した『寺子屋かみまるこ』は、上丸子小の特別活動室を使い、子どもたちにフラワーアレンジメントを教える。また、『寺子屋すみよし』は住吉小の体育館でスペイン語・チリを学ぶ講義を展開する。市教委の担当者は「道で会ったら互いにあいさつできるような地域のつながりを、寺子屋事業を通して作ることができれば」と話す。
講師の養成講座を開催
現在、市教委では寺子屋の講師を養成するための講座の参加者を募集している。講座は全5回で、12月9日(水)から翌1月27日(水)まで高津市民館で行われる。資格は問わず、全回参加が条件となる。定員40人。締切は11月20日(金)必着。
申込、問い合わせは市生涯学習財団【電話】044・733・6626へ。
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